リャードフ「8つのロシア民謡」(KMC三田会演奏会曲目)

以前8月24日に行われるKMC三田会定期演奏会のご案内をさせて頂きました。
いよいよ本番まで1カ月を切りましたので、再度ご案内を兼ね、そこで演奏される服部正に関係する作品をご紹介します。

この作品はそもそも「リャードフ」というロシアの作曲家でもややネームバリューが低い部類に入る作曲家の作品ですが、彼の作品は聞いてみると何となく魅力のある曲が散在しています。
ロシア音楽というと金管楽器や打楽器をフルに活用する大編成の曲があるかと思えば、弦楽合奏や室内楽で綺麗な旋律を聴かせる曲がある等、かなり個性のある作品群ですが、服部正はマンドリン音楽への編曲をそれほど積極的にはしていませんでした。オーケストラが繰り出す様々な音色の表現がマンドリンアンサンブルにはなかなかそぐわなかった、という意向がその理由の一つかもしれません。
この曲は1978年に当時の大学4年生が卒業前の最後の定期演奏会に是非やってほしい、と服部正のもとに依頼をしたのがきっかけでした。実際蓋を開けてみると、「ロシア民謡」と題されていることもあってロシア風情の満載の8つの組曲でしたが、意外とマンドリンアンサンブルには合いそうなイメージなので服部正も快諾したようです。
服部正は編曲の時に「演奏するメンバー」の力量を鑑みながら編曲をし、管楽器もマンドリンクラブの一般的な編成のフルート、クラリネットだけを入れて必要最低限の打楽器とマンドリンアンサンブルでの編曲をしております。そして上手なメンバーがそろっているパートには、若干難易度を高くしたりもして編曲に味付けをしていました。(これはこの回に限らず、生涯その姿勢は保ち続けていたようです。)
実際マンドリン版で聞いてみると「初めからマンドリンアンサンブル用にリャードフが作った」かのように聞こえる部分も多く、オーケストラ版と聴き比べしていただくのも面白いかなと思われます。

KMC三田会第8回定期演奏会につきましては引き続きご要望があれば当資料館にてもお取り扱い致しますので「問合せ」からご連絡下さい。

リャードフ 8つのロシア民謡スコア
KMC三田会演奏会

リャードフの譜面の題字は、当時「インスタントレタリング」というシール的な文房具が売られていた物を使っております。服部正自らこの文具を使っており、こういった物にも何か興味をひかれるようでした。ただ文字が多くなったりすると面倒になり下請けの小生に回してくることもありました、、、。

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください