秩父農工科学高等学校後日談、校歌は「キンカン」コンビで作られました!

先日「自筆譜寄贈」のコラムでこの学校の事をご紹介しましたが、このほど同窓会があったそうで、副校長様からわざわざご連絡があり貴重な情報を頂きました。

秩父農工科学高等学校の同窓会には何と御年90歳の方もいらっしゃり、まさに校歌が誕生した時の事を覚えていらっしゃったそうです。

学校の70周年に合わせ校旗、校歌の制定をするにあたり、校歌の作詞を藤浦先生にお願いをしたそうで、藤浦先生は学校までお越しになり周囲の風景や学校の中を見学しながら歌詞をお作りになったそうです。そして曲は藤浦先生が「服部正に作らせる」という流れになったようです。
これは「キンカンCMソング」誕生とほぼ同じプロセスでした。
というのも「作詞:藤浦洸 作曲:服部正」というコンビは以前にもご紹介した「キンカンCMソング」を生んだコンビであり、この時はキンカン社幹部と藤浦先生が懇意にしていた関係で藤浦先生から依頼(命令!?)を受けた服部正が曲を作ったというプロセスでした。
その校旗・校歌発表の式典には服部正も招かれ、当時のピアノ伴奏の方に対して「上手だ」と褒めながら労ったとの事もお話頂いたようです。

しかし50年近く前の事をここまで克明に記憶されている事には大変驚かされ、ここで服部正作品の誕生プロセスがまた一つ解明された事に、大いなる感謝を申し上げたいと思っております。

秩父農工科学高等学校の関係者の皆様、そしてなによりも、その90歳の方に心より御礼申し上げます。どうぞお元気でお過ごしください!

キンカンCMソング歌詞と秩父農工科学高等学校校歌譜

 

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

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