アイヌ文化との繋がり(まりものワルツ)

本年4月に当資料館にお問合せがございました。
それも北海道の新冠町にある「レ・コード館」の方からで、表題にある「まりものワルツ」という曲について教えてほしいとの事でした。
まず、この「まりものワルツ」という曲の存在も初耳で、さらに服部正の作品であったことも初めて知り、早速当館の蔵書を調べましたが残念ながら関連情報は見つかりませんでした。
聞くところによると1956年頃のSPレコードの中に収録されていたらしく、ビクターオーケストラによる演奏とされていたので恐らく服部正の関係に間違いは無いと思い、継続的に調査する事に致しました。

最近その方から連絡が来て、この「レ・コード館」にて「『アイヌ』-レコードに刻まれた記憶と音」と題し8月18日から記念展示をされるはこびとなったそうです。
この「まりものワルツ」も展示していただくことになりました。又レコードコンサートも定期的に実施するそうです。
そのご案内先を下記にリンクさせていただきます。

ウポポイ誕生記念展示『アイヌ―レコードに刻まれた記憶と音―』開催のお知らせ

新冠町レ・コード館ご案内

折しも新型コロナウィルス感染症対応でなかなか遠距離の移動が難しくなっておりますが、もし機会がございましたら是非お立ち寄りいただければと存じます。
また、この「まりものワルツ」という曲につきまして皆様何かご存知の事があれば当館にもお寄せ頂ければありがたく存じます。

この曲は「学芸会用」と書かれたキャプションがあったとの事なので、ひょっとしたら「戸倉ハル」先生の関係かとも思われ、またこの1956年前後はNHKラジオの「お話出てこい」の真っ最中ということもあり、この両面で調査してみましたが、当館の資料では確認ができませんでした。当然服部正がどういう過程でこの曲を作ったのか、またアイヌ文化との繋がりがどうだったのかについても情報は残されておりません。

皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

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