地域別校歌・社歌のご紹介(⑤中京・東海編)
中京、東海地区は珍しく地域自治体等の歌が目立っております。
まずは何といっても「岐阜県民の歌」があげられます。
先般この資料館でもご紹介しましたが深夜テレビ番組で「ひそねとまそたん」というアニメ番組にて、舞台となる岐阜の航空自衛隊のバックでこの曲のメロディを使っていただいた事も記憶に新しいと思います。
実はJASRACから届く著作権利用報告で、この岐阜県民の歌は必ず毎回演奏、放送、カラオケ等の実績が上がっており、自治体、県民の皆様から大変ご高配を頂いている事に心より感謝しております。
静岡県も先日ご紹介した「遠州鉄道」や「掛川工業高校」の社歌・校歌の実績がありますが、面白いことに「清水市の歌」というのがありました。
ご承知の通り清水市は静岡市と合併し、市の歌としては無くなったのですが、この歌は「われらの港」という副題を持っており、今でもたまに著作権使用のカラオケ欄に登場してきます。ご愛唱頂いている方がいると思うと非常にうれしい限りです。
他にも静岡県では裾野市の歌について勝又氏の作曲の補作をさせて頂きました。(市の担当者から丁重な依頼のお手紙まで服部正は保管しておりました!)
また長泉町にある「ベルナールビュッフェ美術館」のための音楽も依頼を受けて作曲しております。
愛知県にはお膝元の大企業「トヨタ」関連の曲(関連会社の歌、放送コマーシャル用音楽等)がありました。ここでは愛知トヨタの歌をご紹介します。
トヨタ自動車の社歌ではなく、恐らく地区販売会社の社歌と思います。
トヨタ関係では題名だけでも「トヨタテーマ音楽」といういかにも放送用の音楽があると思えば「若人トヨタ」「がんばれトヨタ」「トヨタトヨタ」、といった「どんな時に使うんだろう?」というような譜面が残っておりました。
もう一つ変ったもので「愛知県警察歌」という譜面も残っておりました。
服部正が住んでいた渋谷区原宿にある「原宿警察署の歌」というのがある事を以前ご紹介いたしましたが、あまり土地的に関連が無いこの歌を作ったいきさつも是非わかれば面白いと感じております。
服部正は夏の保養によく沼津市の静浦海岸に家族で行っていたので、そこの関係も何か出てくるかもしれませんが、この地域の学校関係の譜面はあまり残っておりませんでした。