ヤン坊ニン坊トン坊の音源復刻挑戦、第3段は「ツバメさんの歌」です。
この歌ご紹介するためにはそもそもの「ヤン坊ニン坊トン坊」のあらすじもご紹介した方が良いと思います。
昔インドにヤン坊ニン坊トン坊という白ザルがお父さん、お母さんと一緒に住んでいましたが、お母さんを残しお父さんと3匹兄弟が中国の北の端に連れてこられてしまいました。
そしてお父さんがまず単身お母さんのもとに帰るべく中国を出発し、無事にインドに帰れた時点で子供たちに「道中の案内」も含めて「帰っておいで」との手紙を「ツバメのリルさん」に託したのでした。そしてそれを受け取った3匹の仲良し兄弟ザルはインドに向け出発するのですが、道中に様々な事件、困難が待ち受け、それを3匹が知恵を出したり様々な他の動物の助けを得ながら克服して、無事にお父さんお母さんのもとに帰る、というのがこの物語のあらすじです。
ツバメはそういった意味ではこの3匹のために手紙を運ぶだけでなく、ピンチの時に様々な情報も伝達する、3匹にとって味方としてかけがえのない存在になっている登場人物です。
それをご理解頂ければ、この「ツバメさんの歌」の歌詞もイメージが沸いてくると思います。
このメロディはツバメが登場する度にも使われたようであり、他の譜面にも扱われていました。明るくのびのびとした歌です。
歌詞
「つばめさん つばめさん
いつ来るの いつ来るの
ぼくは毎日 待ってるの
父さんは 母さんに 会えたか
どうか 心配だ
つばめさん つばめさん
手紙を届けて 下さいな
ぼくは 毎日待ってるの」