前回「ヤン坊ニン坊トン坊」のテーマ音楽をお届け致しました。
今回は比較的人気の高い「トン坊の子守歌」をお届けします。
この曲は「トン坊が、自分が寝るときに誰も歌ってくれないので、自分で歌う子守歌」ということらしく、黒柳徹子さんの自著「トットチャンネル」にも書かれていました。
一昨年前に放映された「黒柳徹子のコドモノクニ」でもこの部分に触れて頂き、黒柳さんお気に入りの曲として「 トットが、とても気に入ったのは、小さいトン坊が、ねるとき、誰も歌ってくれないので、自分で自分を眠らせるための「子守歌」を歌うとこだった。 服部正先生の子守歌のメロディは、美しく、哀しく、優しかった。」 とのコメントをこの本に書いていただいておりました。
電子音楽ではなかなか「美しく、哀しく、優しい」という雰囲気が醸し出せないかもしれませんが、雰囲気だけでもお分かりいただければ幸いです。
(歌詞)
トン坊 トン坊 おやすみよ、 トン坊 早くおやすみよ
ニッコリ ニッコリ お月様、 風と駆けっこ 白い雲
おしくらまんじゅうの お星さま、 眠れば みんな お友達
「遊びましょうよ」と 待っている、 トン坊 トン坊 おやすみよ
この曲はヤン坊ニン坊トン坊の第1回目の放送分の中の1曲ですが、この第1回目の最初のページに面白い部分を見つけました。
「ヤンボー、ニンボー、トンボー」と書いてある題字の上に鉛筆書きと思われる薄い文字で「(オーディション用)」と書かれています。
実は「トットチャンネル」で黒柳徹子さんが「ヤン坊ニン坊トン坊」のオーディションの様子を書いていますが、まさにその時のオーディションに使われたと思われる譜面なのです。従って、この譜面を黒柳さんはご覧になってお歌いになったのでは、と想像してしまいます。
65年前のドラマがこの譜面に隠されているようですね。
1951年生まれで
ラジオドラマをドキドキしながら
聞いていたをしっかり
覚えてます。自粛のこの時期 家を探して 本(5冊組)を見つけました。
読み返そうと思ってます。
後関様
ヤン坊ニン坊トン坊へのコメントありがとうございます。
70年近くたった今でもこの物語が決して色褪せていないのは、やはり飯澤匡先生の素晴らしさではないでしょうか。
服部正は飯澤先生を尊敬し慕っていたと記録されています。
当時の本をお持ちなのはとても貴重ですね。
是非大事にしてあげてください。
館長 服部 賢
私が小さい頃に母が歌ってくれた子守唄、やっとわかりました。ずっと探してました。母はだいぶ歌詞を変えて歌っていたみたいですが…笑
トン坊トン坊のところも私の名前だったし、にっこりにっこりは、ぽっかりぽっかりでした。
「おしくらまんじゅうのお星さま 子守唄」で探したらここにたどり着きました。
大好きなので、やっと分かって感動です!黒柳徹子さんの歌だったのですね。
それも感動!このページを作ってくださって、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
お役に立てたのならばこちらとしても大変嬉しい限りです。
今でも「ヤン坊ニン坊トン坊」の音楽を各所でご愛聴頂いているようで、作曲者親族としてはとても有難く思っております。
引き続きご愛顧頂きますようお願い申し上げます。
館長 服部 賢