以前このHPよりご紹介した演奏会で「青葉マンドリン室内楽団・マンドリンジョイントリサイタル」につきまして、先日東京での演奏会にお邪魔してきました。
本演奏会は5月末から主宰者である肝付兼美氏の運営しているマンドリン教室が活動している「函館」「札幌」で行われ、そして最後に「東京・音楽の友ホール」にて開かれました。
正直服部正の作品だけで1つのコンサートをやって頂くことに対し多大なる敬意を表すとともに、本当にもつのかなという不安も正直な所持ち合わせていましたが、演奏された皆様の素晴らしい演奏でとても良いコンサートになりました。
演奏していただいた曲は以下の通りです。
・荒城の月を主題とする二つのマンドリンのための変奏曲
・モーツァルト「トルコ行進曲」(服部正編)
・海の少女(ピアノ伴奏編)
・コズマ ロマンス(服部正編)
・リュートのための「荒城の月」変奏曲
・モーツァルト「キラキラ星変奏曲」(服部正編)
・二つのマンドリンとピアノのための協奏曲
最後の「二つのマンドリンとピアノのための協奏曲」はあまり演奏されることもなく、私も生演奏で聴くのは初めてだったので大変貴重なコンサートとなりました。
メンバーは肝付兼美様、田中昌江様、田本美子様(それぞれマンドリン系)呉信樹様(ピアノ)の4人が曲によっていろいろアンサンブルを入れ替えながら、服部正の作品を丁寧に演奏していただきました。
アンコールで「服部正の最も有名な曲」と紹介されて、何が出てくるのだろうと思っていたら「ラジオ体操第一」というちょっと洒落た演出も有り、最後は私も気に入っている「鷺の歌」で締めくくって頂きました。
こうやって服部正の作品を音として具現化していただき、皆様にご披露していただけることは大変嬉しく、また演奏そのものも非常に分かりやすく心地よいものになっていた事が来場の皆様にもお分かりいただけたのではと感謝しており、東京だけでなく北海道でも好評だったとの事、当館としても大変有難く存じます。
関係の皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、今後も益々のご発展をお祈りしたいと存じます。ありがとうございました。