先日某大手エンターテインメント事業会社の方から連絡を頂き、現在企画推進中のアニメの中で少しだけ「岐阜県民の歌」を流すので了解を頂きたい、との連絡が突然入ってきました。
岐阜県さん側もご了解頂いているとの事なのでもちろん快諾しましたが、「アニメ」と「岐阜県民の歌」が何故繋がっているか当初は全くわからず興味津々でした。
どうもこのアニメの主人公の配属先が「航空自衛隊岐阜基地」という設定になっているらしく、その関係で「岐阜県民の歌」が浮上してきたようです。
そのアニメは「ひそねとまそたん」という番組で、4/12からTOKYO MX、BSフジ等で毎週木曜日の深夜24時に放映されるらしく、聞いている限りでは第3話にこの「岐阜県民の歌」が登場するらしいとの事です。
服部正は全国の自治体の歌もいくつか作っていますが、自治体同士の合併や様々な理由で存続している曲が少なくなっています。しかしながらこの「岐阜県民の歌」は今でもご愛用頂いているようで、JASRACの利用状況を見ても必ず毎回履歴が残っており大変ありがたい限りです。
ただ、残念ながら「自筆譜」が残ってなく作曲当時の「発表会」のパンフレット等が残っているだけなので、自筆譜贈呈のイベントが出来ず日頃のご愛顧の御礼のご挨拶も出来ていない状況で、大変恐縮しています。
県民の歌発表大会のパンフレット(1955年4月)
「アリチャン」「あひる陸戦隊」や「捨て猫トラちゃん」等戦前戦後のアニメの音楽を担当していた服部正の作品が奇しくも生誕110年の本年に現代の新しいアニメにほんの僅かでも登場するという事に大変びっくりしており、感謝している次第です。
皆様も是非ご覧になってはいかがでしょうか?
一応この「ひそねとまそたん」の公式HPにリンクを貼ってみましたので、ご参考までご覧ください。