譜面の整理が結構手間がかかる最大の問題は、譜面の大きさが一般的な規格でないことなのです。A4が一般的な今、父の残した譜面の大半がA4に収まらない若干大きめのサイズであり、一般のスキャナーではなかなかうまく対応できませんでした。
上からの投射式のスキャナでも部屋の明かりの影が出たりして、なかなかうまくいきません。
近くのコンビニに行ってA3をA4に縮小コピーをする等の努力をしましたが、1曲あたり数ページならまだしも、数十ページ以上の作品になってしまうとこの対応はかなりハードです。
しかも昭和中頃より以前の譜面となるとかなり紙質に問題があり、下手に移動させて持っていくとボロボロ紙の端が崩れていく恐れもあり、非常に困惑しておりました。
それを一気に解決したのがA3プリンターでした。もちろんスキャナー付きで、オートシートフィーダーも付いている優れものです。最近はこういった機能が付いている複合プリンターもかなり購入しやすい価格になってきました。これで少しずつ整理が進んでいきます。
ここに乗っている譜面は「虞美人」です。横はB4よりほんのわずか大きいですが縦はB4よりやや小さめです。こんな大きさの譜面が相当数です。