この曲は実は当資料館来訪者からのお問合せにより、今回ご紹介する事に致しました。
北海道のある修道院の院長様がこの曲を探しており、それをご支援されている方から当館にお問合せ頂いたのがきっかけです。早速探したところ、ほぼ一致する曲が見つかりご連絡したところ、大変お喜び頂きました。なんでも昔この曲を聞かれた院長様が非常に気に入って下さったようで、今般ご来賓の対応で使いたいという事でした。こちらとしても大変光栄な話であり、当館でも早速皆様にこの歌をご紹介しようと思った次第です。
服部正は通常ピアノをアンサンブルで使う所を「お星さま」のイメージを出すために、チェレスタ、グロッケンシュピールというクリスマスでよく使われる楽器を使う事で「キラキラ感」を出したようです。
この題目を見ても「光ってゐてね」という「い」の字が旧字を使っていたりして歴史を感じますが、昭和30年の8月に放送された時の原譜です。
トン坊が歌っていたようですが、残念ながら原作が手元に無いのでどういった場面で歌われたかは分かりません。恐らくインドへの旅の途中で夜間見知らぬ土地を心配しながら移動していた時の歌と思われます。
お星さま光っていてねの歌 歌詞
「おほしさま、おほしさま ひかっていてね
いつまでも、 いつまでも
あなたを見ながら歩いてゆけば
みちを間違えないのです。
おほしさま、おほしさま ひかっていてね
いつまでも、 いつまでも 」
歌詞をご覧になってもお分かりの通り、とても優しい気持ちに満ちた歌で、まさにキリスト教の教えにぴったりの歌ではないかと思いました。