トン坊は様々な場面で自分の気持ちを伝えるときに歌を歌う事が多く、このシリーズでもトン坊の歌が比較的多く残っています。
洪水で出会い助けたシカの子供がうるさいので周りから「追い出せ」と言われ、止む無く連れて行く時にトン坊が歌った曲です。
「センチ」という言葉は今やあまり使われてませんが「センチメンタル」から来ているので短調の悲しいメロディになっています。この歌を60年昔、若かれし黒柳徹子さんが歌っていたのでしょうね!
歌詞
なきたくなると なみだがでるよ
なみだがほっぺた つたわるときに
なんだかちょっぴり あったかい
ああ、そうだ かあさんのおちちの あったかさ
おちちがくちへ ながれるときの あったかさ
ビクターレコードBS-12(45回転、EP)にまとまって収録発売されていました。
発売1954年?(確かうちにSP盤、規格番号B-も買ってあったように思います)
歌唱は古賀さと子、ヤン坊ニン坊トン坊となています。
ヤン坊ニン坊トン坊の歌
つばめさんの歌
クルミの歌
出発の歌
トン坊のセンチな歌
子守唄
ビクターは音源の管理が悪いのか、音源の行方不明か復刻されない曲が多いです。
ソニー坊やの歌の作曲もありますが、出てきませんが
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b463715887
これはソニーのテープレコーダーを買って愛用者カードを返送すると、送ってもらえた
録音テープに付属していた歌詞カードです。
様々な情報をお寄せ頂きありがとうございます。
「ヤン坊ニン坊トン坊」が放映されていた時代はSPレコードも現役の時代であり、そもそも磁気テープすら駆け出しの頃なのでまさに日本のこういった技術の黎明期にあたりますね。戦後の復興に向け当時は放送業界もレコード業界もあの手この手でいろいろなPRをされており、お蔭様で服部正も忙しい毎日を暮らしていたと思われます。
しかしながら今こうやってその当時の物を保管頂いていたり、思い出していただく方がいらっしゃる事にも大変ありがたく感じております。
思い出含めぜひ大事に残され後世にお伝えいただければ大変嬉しく思います。
ありがとうございました。