本資料館に時々お問合せが参ります。
メディアの方々から服部正の写真等の提供のご依頼もありますが、実は一般の方々からも
「服部正のこのような曲をマンドリンアンサンブルでやりたいのだが、どこに行けば譜面が入手できるのだろうか?」
「昔、服部正/慶應マンドリンクラブのレコードを聴いていたが、今探しても見当たらない。」
というようなお問合せを頂くことがございます。
必ずしもご期待に沿えない場合もございますが、当館所蔵の譜面、音源で極力ご要望にお応えできるようにしたいと思っております。
譜面の類は「服部正の作品の演奏を楽しんで頂きたい」という当館のポリシーのもと、可能な限り無償でコピー、電子ファイル等でご提供したいと考えております。
(ただ、当館所蔵譜面は自筆スコアがほとんどです。パート譜等のご提供はほぼ不可能であり、非常に読みづらい譜面から譜面をおこして頂く事になりますので、予めご承知おきください。)
「お問合せページ」からどうぞお気軽にお問合せ下さい。
はじめてお便りいたします。昔々高校生の時に音楽部で真間の手児奈の手児奈を歌いました。
最近思い出したら無性に聴いてみたくなり、もし今聴ける音源があるのなら欲しくなりました。ネットで探してみましたらまさかに服部正さんの作曲だとは。で資料館にたどり着きメール致しました。現在八十歳になり歌はほとんど覚えていないのですが 春よ春のフレーズだけが頭に残っています。もし聞けるなら青春を思い出し、とても嬉しく思います。
コメントありがとうございます。
真間の手古奈につきまして、そのような思いでをお持ちの事大変光栄に存じます。
65年ほど前に作曲したので、ちょうど出来て間もない頃に歌って頂いたと思われます。
ご要望の件別途対応検討させていただきます。詳細はメールにて後日ご連絡致します。
服部正WEB資料館 館長 服部賢
初めてご連絡させて頂きます。福岡市在住ですが、私、長年SPレコードを収集しておりまして、今 NHK大阪放送局の番組コーナーで珍しい歌、懐かしい歌の選曲・解説(出演)音源提供など担当を致しております。今後の放送候補としてラジオ放送劇『向う三軒両隣』の主題歌「向う三軒窓の歌」と「どんぐりクラブの歌」を予定しています。前者のジャスラック作品コードが検索出来ないのですが放送に使用可能でしょうか。後者の作品コードは判明致しました。「向う三軒窓の歌」作詞:伊馬 春部 作編曲:服部 正 唄:杉田和子 ビクターレコードなどとなっています。 よろしくお願い致します。 宇野 晶
宇野様
ご連絡ありがとうございます。
服部正の作品のご紹介につきましてご配慮いただきありがとうございます。
放送に際しては特に問題は無いと認識しておりますが、細かい部分もございますので、別途メールにてご連絡致します。
館長 服部 賢
Hello Director Hattori,
I am glad to find your website. I am working on a transcription of Tadashi Hattori’s “A Maiden on the Shore.” It is an arrangement by Maestro Rudy Cipolla. I have questions that I need answered. 1. When Hattori visited the San Francisco Bay Area (Santa Rosa and Santa Cruz) in 1964 and 1967, do you know what the titles were on the concert programs? Can you provide me with the concert programs? perhaps you can provide me with Hattori’s list of titles?
2. Do you know who published Hattori’s music in Japan? Was any of his music published in the United States? Thank you and I look forward to hearing from you, Sheri Mignano Crawford
Dear Sheri Mignano Crawford,
Thank you for your question.
I can’t speak English well enough. I will use the translation application to answer as much as possible.
In 1964, there was a concert tour to the United States sponsored by the All Japan Mandolin Federation, and at that time we gave concerts in San Francisco, San Jose, and Berkeley, etc. At that time, the orchestra was made up of members of the famous university mandolin ensemble in Japan, but in 1967, an orchestra consisting only of Keio University’s mandolin club, which Tadashi Hattori graduated from, visited California.
In 1967, he visited San Francisco, San Jose, Monterey, Modesto, Sacramento, etc. and gave concerts.
There was no special title for the concert, and it was a concert of a Japanese university mandolin ensemble.
I’m sorry there are no records of the program numbers that have been played.
There have been several publications of Tadashi Hattori’s mandolin works in the past, but few remain today. I still have some handwritten notes. Also, I remember that there was no publication in the United States in the past.
If you have any other questions, I will do my best to answer them.
Ken Hattori
昭和32年ごろ高校合唱部で「手児奈」のオペラを歌いました。
たいへん懐かしい思い出で、当時の楽譜が手に入らないかと思います。古本、汚れていてもかまいません。
コメントありがとうございました。
今年になってなぜかこの「真間の手古奈」関連のお問合せやイベントが多く寄せられました。
この作品が生まれて間もなく70年になろうとしており、この作品に接して頂いた方もほとんどが80歳代になっていますが、皆さん何らかの形で記憶されている事に服部正親族として大変嬉しくもあり敬意を表しております。今や音楽も多様化され、当時の中高等学校でこのような邦人オペラを真剣に取り組んだ時代があった事が本当にびっくりしており、そういった皆様がこの作品に触れながら長寿を突き進んで頂きたいと切に願っております。(私もほぼこの「手古奈」と同時期に出生しました。譜面については別途個別にご対応申し上げました。)