久しぶりに朝のラッシュ時の電車に乗り、東京駅を過ぎた頃から少しずつ乗客が減り、品川駅から約1時間で佐倉駅に到着しました。
教頭先生が駅でお迎え頂き、車に乗って佐倉根郷小学校に向いました。
昔佐倉付近は車で通ったことはありましたが駅で降りたのは初めてであり、車窓を見てもかなり住宅地が広がり首都圏のベッドタウンとして発展していることがよくわかりました。
ほどなく小学校に着き、校長先生に御挨拶させていただきました。
まずびっくりしたのは校長室に歴代の校長先生の写真が貼られているのですが、その数の多いこと!
この小学校は明治5年がそもそもの創設であり、何と144年もの歴史がある小学校であり、そうなれば当然歴代の校長先生の数もおのずと多くなります。
校歌は昭和22年(1947年)戦後直後、佐倉根郷小学校という名前に改名した直後に作曲されたとの事であり、また昭和60年に「生徒の歌」という曲も服部正が作りました。
普通は校歌を作曲したらそれでお役御免となるところですが、40年近く経った後で同じ小学校に曲を納めたという事について経緯をお伺いしようと思いましたが、現状ではいきさつは不明との事で、ちょっとしたミステリーになりました。(何と作詞も服部正なので、それだけ思い入れがあったのかもしれず、ますます不思議な気持ちになりました。)
ちょうど月1回の全校集会があり、校歌が歌われるとの事で同席させていただき、ちょっとしたセレモニーまでして頂きました。
校長先生も「戦後直後に出来た校歌というのは珍しく、佐倉市はもちろん、千葉県でも最も古い現存している小学校校歌かもしれませんね!」とおっしゃり、今回の譜面寄贈についても大変お喜び頂きました。ただ今回お持ちした譜面は70年近く前に作曲したにしては保存状態が良いので、ひょっとしたら「生徒の歌」を作曲した時に再度譜面を書き直したのかもしれません。(これもミステリー?)
生徒の皆さんも元気で大きな声で校歌を歌って頂き、大変良い気持ちで帰途につきました。
校長先生、教頭先生、関係の皆様、本当にありがとうございました。
「校歌」と作曲経緯がミステリーの「生徒の歌」