最近服部正の日記が出てまいりました。
時期的には1922年(大正11年)~1932年(昭和7年)という、服部正が15歳から25歳までの11年間の日記です。
多感な頃の日記として非常に貴重なものですが、内容の判読に非常に苦労しております。
まず、「字がきたない」事。前後の文からおおよその判断ができるものもありますが、前後の文もかなりの悪筆で、正確な表現が解読しきれない部分が多く存在します。
また現代国語的な仮名使いではなく、まだ「蝶々」を「てふてふ」と書いても十分通じる時代のため言葉自体も意味不明な部分が点在しています。
そういった意味でかなり苦戦しております。
ただ、毎日書いているわけではなく、数日続くかと思ったら2週間書いていない場合もあり、まだ幸いにも解読する気合は削がれておりません。
服部正は音楽に目覚める前は明けても暮れても「テニス」にはまっていた様子が読み取られました。また、大正12年9月1日の関東大震災の生々しい記載もあり、先日のBS朝日放送の「コドモノクニ」でもご披露した就職前後の「憂鬱状態の連続」や「コンクール入賞での歓喜」等なかなか面白い内容も散見されます。
いずれご紹介出来るものがあれば、このホームページでご披露します。