校歌・社歌のご紹介(10)

地域別校歌・社歌のご紹介(⑩南関東編)

このシリーズもようやく東京周辺になりました。
今回の「南関東編」は「埼玉」「千葉」「神奈川」という東京のベッドタウンにあたる地域のご紹介です。ただ、この地域は本社を置く企業も多い一方で会社そのものが再編、吸収合併、廃業等服部正が活躍していた時代とは大きく経済状況が変貌しており「社歌に結び付く企業」の明確化が難しく、今回は校歌だけに絞ってご紹介します。(実際この地区の社歌の譜面がほとんど残っていなかったことも事実です。)

まず埼玉県には3つの学校の校歌の自筆譜をそれぞれの学校に寄贈して参りました。
久喜市立菖蒲南中学校鷲宮中学校、そして埼玉県立秩父農工科学高校の3校です。それぞれの学校がその地の個性を出して活躍しており、校歌も末永くご愛顧いただいておりました。

千葉県には「佐倉根郷小学校」にお邪魔しました。ここでも校歌を長く愛唱頂いておりましたが、校歌以外に「生徒の歌」という曲も別に作曲しており、縁が深い学校でした。自筆譜寄贈の欄でも記載しましたが、校歌作曲から40年近くたって作られた「生徒の歌」の作曲経緯はいまだに謎です。

神奈川県には「日吉南小学校」があり、「自筆譜寄贈活動」の最初期に訪れた学校として思い出深い学校でした。東急東横線の車窓から見える学校で、私用で電車に乗った時にぜひ伺いたいと思ってこの活動を始めるきっかけとなった学校です。その他には神奈川県立生田高校校歌と慶應義塾高等学校の歌が譜面として残っております。ただ生田高校の譜面は原本でなくコピー譜だけが残っていたので「自筆譜寄贈活動」には該当できず、たまたま高校野球神奈川県大会で試合にお邪魔した時に吹奏楽団の指導で来られていた教員の方とご挨拶だけいたしました。(偶然、試合の相手校は「慶應義塾高等学校」でした!)

当館に残っていた譜面をもとにご紹介いたしました。これらの学校の他にもひょっとしたら何らかの実績があるかもしれませんが、やはりこの地域は学校の数も非常に多いため確認が難しく、校歌そのものの改変もされている可能性もあるため現状では細かなフォローはしておりません。もし何か情報があればお寄せ頂けると幸いです。

次回は東京都になりますが、実はまだお納めしていない自筆譜もいくつかあり、これを2~3月で多少行動しようと思っていた矢先に「新型コロナウィルス」の騒動が起こったため、東京地区のご紹介は別途お時間を頂戴したいと存じます。

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

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