きちんと残された「失敗作」
ある日譜面を整理していた時、思わず笑ってしまうような譜面が出現しました。 題名も「出来損ないの曲」! マンドリン合奏のために書かれており、筆跡(譜跡と言った方が良いのか?)を見ると間違いなく服部正の戦後の作品と思われます...
ある日譜面を整理していた時、思わず笑ってしまうような譜面が出現しました。 題名も「出来損ないの曲」! マンドリン合奏のために書かれており、筆跡(譜跡と言った方が良いのか?)を見ると間違いなく服部正の戦後の作品と思われます...
1975年春先に服部正は慶応マンドリンクラブの選抜メンバーで初めてオーストラリアへ演奏旅行に行きました。シドニーのスキナー氏、メルボルンのエバンス氏というそれぞれ現地のマンドリン合奏団のリーダーと連絡を取り合っての訪問で...
東急東横線日吉駅を降りて東側に出ると、そこはもう慶応義塾のスペースが大きく広がっています。ダラダラ坂の銀杏並木を登りつめて開けた右側にいかにも昭和初期に作られたようないかめしい建物があります。この建物が今回お邪魔した「慶...
「鷲宮」と聞いて反応する若い人がいたら、きっとアニメファンかもしれません。約10年近く前に一世を風靡したアニメ「らき☆すた」の舞台となった神社「鷲宮神社」がある所です。 (アニメでは「鷲」が「鷹」に名前が変わっているよう...
埼玉県の中央部に「菖蒲」という地域があります。JR等の鉄道の駅が無いので知る人ぞ知る所ですが、私は以前さいたま市に住んでいた頃家族でいちご狩りをしに行ったので親近感を持っています。一番近い駅が高崎線の桶川駅ですが、気付い...
服部正は慶応義塾マンドリンクラブを率いて過去9回の海外演奏旅行を行いました。 最初の第1回目は全日本マンドリン連盟主催として他大学マンドリンクラブと合同の演奏旅行を1963年にアメリカに向け行われましたが、その後慶応義塾...
慶応義塾マンドリンクラブは現在大学だけでなく、高等学校、女子高等学校、志木高等学校、そして中等部という慶応義塾内のそれぞれの学校にクラブ活動として設置されています。 そして年1回大学の卒業生(OB・OG)も入って大きなコ...
服部正は戦後NHKで駐留米軍の指導のもとで番組の音楽担当をやっていたこともあり、外人と接することに決して臆するような事はなかったようです。 マンドリンクラブ関係でも何回か海外演奏旅行に行き、外国の音楽家の来日時も積極的に...
今週の9月1日は関東大震災が起こって93年になります。もうすぐ100年ですね。 大正12年は服部正がまだ15歳の頃でしたがその時の日記が残っており、この大地震の生々しい内容が書かれていました。 かなり悪筆なのとやや気が動...