奥が深い!NHK放送博物館での調査

港区の「虎ノ門ヒルズ」のそばに「NHK放送博物館」があります。そもそもNHKが初めてラジオ放送を開始したのがこの場所であり、本来であれば「NHK放送博物館」のそばに「虎ノ門ヒルズ」がある、と言わなくては失礼にあたるのでは、と思ってしまいます。
服部正は就職キャンセル後から間もない時期にNHKとの接点が芽生え、特に最もNHKで活躍したのは戦後から昭和30年代の約20年間ではないでしょうか。
この放送博物館には資料室もあり、何か服部正にまつわる情報があるかもしれないという事で以前お邪魔し、その際学芸員の方が親切に相談に乗っていただけました。
という事で日を改めてお邪魔しました。
駅で言うと「御成門」が至近と思われ、そこから慈恵医大を横に見ながら歩いていきます。放送博物館は「愛宕山」の山頂にあるとの事で覚悟して行ったのですが、幸い御成門側から来るとエレベータでの来館案内になっており、虎ノ門方面からは距離もあり坂も上がらなければならないので、ちょっと得をした気分です。
トンネルの横の何となく密かな場所にそのエレベータがありました。

早速乗るとゆっくりと上昇、「2階に着きました」とのアナウンスが流れますが高低差は2階どころではなく5~6階分はあるのではないでしょうか。

そして入館。(無料!) 目指す資料室は4階にあります。

NHK放送博物館入館ガイドマップ

博物館自体は9:30開館ですが資料室は10:00開室なので、早めについたので3階のヒストリーゾーンを一回り。「ラジオ・アーカイブ」というコーナーがあり、そこで「ヤン坊・ニン坊・トン坊」を選ぶとディスプレーに収録現場の写真が映し出され、奥で指揮棒を持った服部正が立っていました。(写真撮影不可のため、ぜひ来館されたらご覧下さい。)気を良くして資料室に伺いました。

前回にご相談した事に対するお返事をメールでも頂き、また司書の方も内容をご了解いただいていたのでスムーズに資料の閲覧が出来ました。

年鑑や年史のような記録物が主でしたが、びっくりしたのは「人名」の索引が用意されており、大量の資料でも検索が非常に容易に出来ました。
やはり相当な資料が保管されており、こちらで持っている譜面以外の曲の存在がいろいろ発見されたり、初めて見るスナップ写真等もあったりして大きな成果でした。
こちらから用意していた番組はほとんどが昭和30年代前半であり、この頃が服部正が最ものっていた時期と思われます。
また「音楽夢くらべ」という番組にもレギュラー出演し、その番組が後に「あなたのメロディー」という番組に変っていきながらもしばらくレギュラー審査員を続けてやっていた事も分かりました。

これは1回では済みそうに無く、とりあえず今回は年史等の情報をノートに書き写し、再度こちら側も準備して来訪することにしました。やはり奥が深いです。

この情報をもう少し整理して別のページでいずれ披露していこうと思っております。

今回の訪問にあたってご支援いただきました学芸員の方、司書の皆様、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

P.S
この放送博物館の横に「愛宕神社」があり、その脇に有名な「出世の石段」があります。以前会社の業務で幹部と近くに来た時に連れられて来訪したのですが、出世の石段を上がらずに横の坂道経由でお参りし、帰りに石段を降りるというルートになってしまいました。(それが我が人生にとって良かったのかどうかはまだ判断できていませんが、、、)
高所恐怖症の方は「降りる」ルートは控えた方が良いかもしれません。

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

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