鷲宮中学校校歌直筆譜の寄贈

「鷲宮」と聞いて反応する若い人がいたら、きっとアニメファンかもしれません。約10年近く前に一世を風靡したアニメ「らき☆すた」の舞台となった神社「鷲宮神社」がある所です。
(アニメでは「鷲」が「鷹」に名前が変わっているようです。小生は恥ずかしながらアニメ方面に大変疎く、こちらに参上して初めて知りました。)
その鷲宮の「鷲宮中学校」校歌が服部正の作曲であり、今般お邪魔して参りました。

朝起きて多少胸騒ぎがしたので30分早めに家を出ましたが、案の定電車が遅れに遅れ、待ち合わせのJR東鷲宮駅に着いたのが予定時刻の10分前。ヒヤヒヤものでした。
駅から教頭先生に学校まで車に乗せていただき、ほどなく学校に到着、校長にお迎え頂きました。先週訪問した菖蒲南中学校と同じ久喜市ですが、奇しくもこの鷲宮中学校も久喜市であるだけでなく、校歌の作詞家が同じ安積得也先生でした。校歌の制定はこちらの鷲宮中学校の方が早く、たまたま今年統合50周年をお迎えするタイミングでこの直筆譜をお渡しすることが出来ました。11月に統合50周年の大きなイベントがあり、それに向けて全校で様々な活動をされているとのことであり、校歌についても個別のパンフレットをお作り頂いていました。

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いろいろとお話を聞いていて感動したのは中学校に「神楽」をやられるクラブ活動がある事でした。ここの鷲宮神社では「土師一流催馬楽神楽」という国指定無形民俗文化財が制定されていることもあり、この中学校では正式にクラブ活動として取り入れ、東京スカイツリーや大宮ソニックシティ等の外部でも演じた事があるという、かなり本格的なものだそうです。中学校で「神楽」を「見る」事はあっても「演じる」事はあまり聞いた事がなく、こういった伝統芸能の継承という面で素晴らしい事ではないか、と感じました。
折角ここまで来たので無理をお願いし、帰路の途中でその「鷲宮神社」に寄らせていただきました。
平日の昼間という事で参拝客はあまりおりませんでしたが、逆に静かな佇まいの中とても威厳のある境内を歩くことが出来ました。たまたま七五三詣でのご家族連れがいらっしゃり、境内から太鼓の音が心地よく聞こえてきました。
本堂の向かい側にはその「神楽」を奉納する舞台が置かれ、非常におごそかな気分になる事ができました。

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鷲宮神社
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神楽奉納舞台

鷲宮中学校 校長先生、教頭先生、そして関係の皆様、種々お心遣いありがとうございました。
そして統合50周年、誠におめでとうございます。益々のご隆盛をお祈り申し上げます。

館長
1955年 服部正の長男として東京で生まれた。                     1978年 慶応義塾大学卒業(高校よりマンドリンクラブにてフルート担当)        同年    某大手電機メーカーに入社(営業業務担当)                  2015年 某大手電機メーカーグループ会社を定年退職                  現在 当館館長として「服部正」普及活動従事       

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