本日、ニュースでダークダックスの”ゲタさん”こと喜早哲氏が逝去されたとの事を知りました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
服部正とダークダックスは切っても切れない縁であり、戦後慶応義塾マンドリンクラブや広場のコンサート等にて何度も御出演頂き、服部正は彼らのために様々な曲を編曲して演奏会に臨んでいました。そのスマートないでたちと綺麗なハーモニーは年配になっても失せるところが無く、まさに「ステージ映え」するグループでした。
下の写真は1958年1月、NHKでの放送録音の楽屋でのショットですが、ダークダックスは全員20歳台中後半、服部正(中央右)はちょうど50歳になる頃の写真です。(中央左は番組関係者の方)
1957年に「ともしび」で歌謡界に登場し1958年の紅白歌合戦に初出演ということなので、まさにデビューほやほやの時代の写真です。
マンガさんこと佐々木氏(左から2番目)、パクさんこと高見澤氏(左端)と以前相次いで逝去し今回喜早氏(右から2番目)が亡くなり、ゾウさんこと遠山氏(右端)もさぞかしお悲しみになってらっしゃると拝察いたします。
一度だけ私もKMC演奏会(1975年頃)でダークダックスと共演出来たのですが、練習のときから非常にスマートながら我々学生にも非常に気を遣って頂いた事、そして本番での言うまでもない素晴らしい歌声とサプライズも含めた楽しいやりとりは今でも克明に脳裏に焼き付いています。
特にアンコールで歌った彼らのヒット曲「銀色の道」はステージも会場も最高潮のノリになり、伴奏をさせて頂いた事が本当に至福の時でした。
何か大きな一時代がまた一つ去るような気がしています。
ゾウさん、少しでも長生きして下さい。古き良き時代を語り続けてください。